新しく買ったパソコンの設定

新しく買ったパソコン、使い勝手を良くするために色々と設定すると思います。

今回は備忘録も兼ねて、初期設定から変更した方が良い設定を記載していきます。

「こういう設定があるのか」という発見や、「設定方法を忘れた」というときにご覧いただければ幸いです。

なお、Windows10での環境を前提としています。

タスクバーの変更

初期設定では下にあるタスクバーですが、実は移動できます。

おすすめは左側です。また、非表示にする方もいらっしゃいます。

タスクバーを下に配置すると、その分縦の領域が狭くなります。右に配置すると、ソフトの右上「バツ」印を押すのがスムーズではなくなります。上も「バツ」印の観点からおすすめしません。

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併せてこちらの記事もお読みください。

設定方法

以下のいずれかの方法で変更します。

・タスクバーを右クリック→「タスクバーの設定」

・[Windows]+[R]→「ms-settings:taskbar」

・[Windowsボタン]→[設定ボタン]→「個人用設定」→「タスクバー」

・タスクバーを右クリックして「タスクバーを固定する」のチェックを外して固定を無効にしてから、タスクバーをドラッグで上下左右に移動して、再度固定

おすすめの設定

タスクバーに並んでいるショートカットアイコンは、その順番によってショートカットキーが割り当てられます。

一番目のアイコンは[Windows]+[1]、九番目のアイコンは[Windows]+[9]、十番目のアイコンは[Windows]+[0]で起動できます。11番目以降のアイコンはショートカットキーが割り当たらないため、注意してください。タスクバーのアイコンをドラッグで移動することで、表示される順番を入れ替えることができます。

よって、あまり使用しないソフトはタスクバーから外した方が良いです。右クリックして「タスクバーからピン留めを外す」を選択します。

ちなみに

エクスプローラーについては[Windows]+[E]で起動できるため、タスクバーから外すことを強くおすすめします。

初期設定では「コルタナ」や「ここに入力して検索」などが表示されていますが、これらも非表示にしましょう。

 

デスクトップアイコンの変更

デスクトップアイコンとは、具体的には以下の5つのアイコンを指します。

・コンピューター(PC)

・ユーザー

・ネットワーク

・ごみ箱

・コントロールパネル

これらは、パソコンの初期設定を行うときにはあっても良いのですが、パソコンを使いはじめると必要になることがあまりなくなります。

また、後述しますがデスクトップアイコンを使用せずとも比較的容易にアクセスできるため、非表示にすることをおすすめします。

ただし、「ごみ箱」だけは、事前にショートカットの作成をおすすめします。これも後述します。

設定方法

(1)以下のいずれかの方法で、「デスクトップアイコンの設定」を開く

・[Windowsボタン]→[設定ボタン]→「個人用設定」→「テーマ」→「デスクトップアイコンの設定」

・[Windows]+[R]→「control desk.cpl,,5」

(2)「デスクトップアイコン」からすべてを無効にして「OK」

おすすめの設定

先述のように、「ごみ箱」だけはショートカットを作成しましょう。理由は後述します。

方法は、一度「ごみ箱」を有効にして「OK」を選択して、デスクトップ上に「ごみ箱」アイコンを出します。

(1)以下のいずれかの方法でコピー

・「ごみ箱」を右クリックして「コピー」

・「ごみ箱」を選択して[Shift]+[F10]→[C]

(2)デスクトップで以下のいずれかの方法でショートカットの貼り付け

・デスクトップ上で右クリックして「ショートカットの貼り付け」

・デスクトップ上で[Shift]+[F10]→[S]

ただし、(1)(2)の方法ではなく、Cドライブ内にドラッグ&ペーストするだけでもCドライブ内に「ごみ箱」のショートカットが作成されます。

ちなみに

デスクトップアイコンへのアクセス方法をまとめておきます。

・コンピューター(PC)

→[Windows]+[E](エクスプローラーの起動)

・ユーザー

エクスプローラー上で「C:\Users」と入力

・ネットワーク

エクスプローラー上で「ネットワーク」と入力

・ごみ箱

エクスプローラー上で「ごみ箱」と入力、あるいは[Windows]+[R]→「shell:RecycleBinFolder」

・コントロールパネル

エクスプローラー上で「コントロール パネル」と入力、あるいは[Windows]+[R]→「control」、あるいは[Windows]+[Pause]

このように、デスクトップアイコンがなくてもアクセスできます。

また、ごみ箱のショートカットを作成したのは、デスクトップアイコンの中では日常でも比較的よく使用することと、ショートカットがある方が今後の使い勝手が良いと判断したためです。次の「保存用のフォルダを作成」で、ぜひショートカットとして登録しておいてください。

 

保存用のフォルダを作成

データを保存するとき、デスクトップ上に置いていませんか?

デスクトップにデータを保存していくと、パソコン起動時に処理が重たくなります。そのため、Cドライブ内あるいはDドライブ内にデータを保存することをおすすめします。

今回は、Cドライブ内に「0_保存用」という名前でフォルダーを作成します。以降は、このフォルダー内へデータ保存することを想定しています。

設定方法

(1)[Windows]+[E]でエクスプローラーを起動

(2)以下のいずれかの方法でCドライブへアクセス

・左側の「ナビゲーションウィンドウ」から「Cドライブ」を選択

・[Alt]+[D]→[¥]→[Enter]

(3)以下のいずれかの方法でフォルダーを新規作成

エクスプローラー内の何もないところで右クリックして、「新規作成」から「フォルダー」を選択する

・[Shift]+[F10]でコンテキストメニューを表示して、[X]→[F]

おすすめの設定

フォルダの名前を決めます。おすすめは「0_保存用」のような形式です。

フォルダー名の先頭は、エクスプローラー上でショートカットキーの役割を果たします。つまり、「0」と打つと「0_保存用」フォルダーを選択することができます。「0_XXX」フォルダーや「0_000」フォルダーもあった場合、0を複数回押すことでフォルダーの選択を切り替えることができます。

また、「0」であることで、名前のソート順で一番上に来ることもメリットと言えます。

「保存用」の部分は、そのフォルダーが何の役割を果たしているのかを分かりやすくするためにつけます。ここは好みです。

 

そして、保存用のフォルダーへ簡単にアクセスできるように、デスクトップ上に保存用フォルダーのショートカットを作成することをおすすめします。

何も設定しなかった場合、「0_保存用」フォルダーへアクセスするためのショートカットキーは以下の通りです。

[Windows]+[E]→[Alt]+[D]→[¥]→[Enter]→[0]→[Enter]

早くタイピングすることで2秒程度でアクセスできるようにはなりますが、次の設定によって一回キーを押すだけでアクセスできるようにします。

(1)Cドライブ内の「0_保存用」フォルダーを右クリックして「コピー」

(2)デスクトップ上で右クリックして「ショートカットの貼り付け」

※(2)では「貼り付け」ではなく「ショートカットの貼り付け」を選択します。

(3)「0_保存用」フォルダーのショートカットの名前を、以下のいずれかの方法で変更

・ショートカットの名前の部分をクリックして名前の変更

・ショートカットを選択して[F2]

(4)ショートカットの名前を「0」などに変更

(5)ショートカットにショートカットキーを割り当てるために、以下のいずれかの方法でプロパティを表示

・ショートカットを右クリックして「プロパティ」を選択

・ショートカットを選択して[Shift]+[F10]→[R]

(6)「0のプロパティ」の「ショートカット」タブで、「ショートカットキー」の項目を選択して、[Ctrl]+[Shift]+[Z]や[Ctrl]+[Shift]+[0]を入力

(7)「適用」を選択して「OK」を選択

 

お疲れ様です。

以上の方法で、どのソフトを使用していても、例えばExcelを使用している状態でも、ショートカットキーを入力することで「0_保存用」フォルダーへアクセスできるようになりました。おめでとうございます。

[Ctrl]+[Shift]ともう一つのキーの3つにすることで、押し間違いで「0_保存用」フォルダーが何個も立ち上がることを防いでいます。もう一つのキーは、左手で一気に押せる「Z」や、分かりやすさから「0」などが良いと思います。

保存用フォルダーの階層分け

保存用フォルダーを作成したので、分かりやすい保存場所分けをおすすめします。

作るべきショートカットやフォルダーは、

・よく使うソフトのショートカット

・よく使うフォルダーのショートカット

・データを保存するフォルダー

・データを一時的に保存するフォルダー

などが挙げられると思います。

これらの名前も「S_保存」などにすることで、「0_保存用」フォルダー内で「S」と入力するだけで選択できます。

デスクトップ上に保存していたデータは、この機会にぜひ保存用フォルダーへ移動することをおすすめします。

ちなみに

ここまでの設定で、デスクトップアイコンは消えて、デスクトップ上に余計なデータは保存されていないはずです。デスクトップ上は「0」ショートカットのみとなりました。

これでデスクトップはとてもすっきりして見えますし、背景に設定した写真も確認できます。

 

拡張子の表示

拡張子とは、「無題.txt」や「Book1.xls」などの、ピリオド「.」のあとの「txt」「xls」の部分です。

そのデータがどのような種類のものかを表します。「txt」ならテキスト(文字)、「xls」ならExcel、「mp3」なら音楽、「mp4」なら動画、といった具合です。

初期設定で拡張子は表示されていませんが、表示させることによって得られるメリットが大きいため、表示させましょう。メリットは後述します。

設定方法

(1)[Windows]+[E]でエクスプローラーを起動

(2)エクスプローラーの上部の「表示」タブを選択して「拡張子の表示」を有効にする

以上です。簡単です。

ちなみに

メリットとして、例えば、添付するファイルの形式がJPEG指定の場合や、マクロが組まれたExcelなのかどうか、拡張子で判断することができます。

デメリットとして、ファイルの名前を変更する際、拡張子も変更できてしまいます。ただし、拡張子を変更しようとするとWindows側から「拡張子を変更してもいいですか?」と聞かれるため、不用意に変更してしまうことは少ないはずです。

 

余計な通知音を消す

文字を削除できない状態で[Back Space]キーを連打すると、「ピロンピロンピロン」と鳴ります。うるさいですね。

他にも余計なエラー音などがありますので、それらを消しましょう。

設定方法

(1)以下のいずれかの方法でサウンドへアクセス

・「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「システムサウンドの変更」

・[Windows]+[R]→「mmsys.cpl」→「サウンド」タブを選択

(2)サウンド設定を「サウンドなし」にするか、プログラムイベントから該当の項目を「なし」にする

※[Back Space]キーの「ピロンピロンピロン」は「一般の警告音」が該当します。

(3)「適用」を選択して「OK」を選択

 

「あ」と「A」の切り替えのポップアップを消す

キーボードの左上の「半角/全角;漢字」キーを押すことで、日本語入力と英語入力を切り替えることができます。その際、初期設定では切り替えのポップアップが出てきます。

これ、非表示にできます。さっそく設定しましょう。

設定方法

(1)タスクバーの「あ」を右クリックして「プロパティ」を選択

(2)IME入力モード切替の通知の「画面中央に表示する」を無効

(3)「OK」を選択

以上です。簡単。

ちなみに

「半角/全角;漢字」キー以外にも、「Caps Lock」キーでも同様に日本語入力と英語入力を切り替えられます。「Caps Lock」キーは大きいため押しやすく、こちらで入力切り替えすることをおすすめします。「Caps Lock」キーは[Shift]キーと同時に押すことでアルファベットが大文字入力になるため、注意してください。

 

Excelなどの基本設定

Word、ExcelPowerPointなどのOfficeソフトの基本設定を行います。

今回紹介するのは、以下の設定です。

・新規保存する場合の保存場所をあらかじめ指定

・マクロを毎回有効にするよう指定

・ユーザー名を変更

以降、Excelでの操作方法を想定しています。他のOfficeソフトでも同様の設定を行うことをおすすめします。

保存場所の設定方法

新規保存する際、毎回どこに保存するか聞かれます。これは手間なので、毎回保存する場所を決めておきましょう。その際、「保存用のフォルダを作成」の章が生きてきます。

(1)Excelを開き、「ファイル」→「オプション」を選択([Alt]→[F]→[T]でも可)

(2)「保存」の項目の「ブックの保存」より、「既定のコンピューターに保存する」を有効にして、「既定のローカルファイルの保存場所」を指定

(3)「OK」を選択

ついでに、自動保存についても設定しましょう。「次の間隔で自動回復用データを保存する」で、「5分」などに設定しましょう。

マクロ有効の設定方法

初期設定では、マクロが設定されたExcelファイルを開くと毎回メッセージが出ます。

「セキュリティの警告 一部のアクティブコンテンツが無効にされました。クリックすると詳細が表示されます。[コンテンツの有効化]」

毎回有効化するのは面倒ですね。これも設定しましょう。

(1)Excelを開き、「ファイル」→「オプション」を選択

(2)「トラストセンター」の項目を選択して「トラストセンターの設定」を選択

(3)「信頼できる場所」の項目を選択して「新しい場所の追加」を選択

※「この場所のサブフォルダーも信頼する」を有効にするかどうかは、フォルダー管理の運用の仕方によります。

(4)「OK」を選択

例えば「S_保存用」フォルダーを指定した場合、保存用フォルダー内のExcelファイルはすべてマクロが有効になった状態で起動できます。

ユーザー名を変更

Excelのユーザー名は、エクスプローラー上でも確認できます。つまり、例えば自分が作ったExcelを他の人に渡した場合、誰が作ったか確認することができるのです。

その際にユーザー名が変な文字列だと恥ずかしいので、設定しましょう。

(1)Excelを開き、「ファイル」→「オプション」を選択

(2)「全般」の項目を選択して「Microsoft Officeのユーザー設定」の「ユーザー名」などを変更

(3)「OK」を選択

Wordの場合は、コメントでもユーザー名が使用されます。注意しましょう。

 

まとめ

色々書きましたが、思いついたら追記していきます。